グラフィックデザインの最新トレンド

グラフィックデザインとは確立されたコンセプトであり、それぞれに個性があります。時代と共にトレンドは移り変わり、時代遅れになるものもあれば、廃れずにさらに良い結果を生み出すものもあります。そこで今回は、今後注目すべきグラフィックデザインのトレンドを一挙ご紹介します。

 

オリジナルのタイポグラフィ

グラフィックデザイナーの中には、オリジナルのタイポグラフィを好む人がたくさんいます。日本語のひらがなとカタカナにはそれぞれ46の文字があり、英語のアルファベット26文字と比べると複雑で非常にユニークです。そのためデザイナーの間では、書体すべてを作るのではなく、いくつかの単語をもとにキャラクターを描き、遊び心のあるデザインを生み出すことが大きなトレンドとなっています。

 

明るく鮮やかな色彩

一般的に、鮮やかな色彩は人気があります。街にはカラフルなデザインがあふれ、それはグラフィックデザインにも反映されています。デザインカルチャー全体として、赤や金、黒などの鮮やかな色を使ったデザインが数多く見られます。グラフィックデザインにおいても、多様なカラーパレットが用いられており、その証拠として多くの建物や作品で目にすることができるでしょう。

 

かわいらしさ

国民的キャラのハローキティやトトロを思い浮かべてください。完全に子供向けではないものの、誰が見てもかわいいですよね。これは日本文化を代表するデザインであり、今日ではもはや「かわいい」文化は世界的なものになっています。それゆえ、グラフィックデザイン全体的に、「かわいい」イラストを取り入れることで、芸術性と遊び心を表現したものが多いです。「かわいい」モノは、それを見る人の敵意を取り除き、良き関係を築いてくれるものだと言われています。

ミニマリズム 

ミニマリズムとは、今世界中で流行しているトレンドです。現代の住宅やインテリアは、できるだけ控えめなデザインの装飾が取り入れられていますが、このトレンドがグラフィックデザインにも広がったことは当然のことです。ミニマリズムは、日本発祥のオリジナルなトレンドであり、特にウェブデザインの分野で普及しつつあります。ミニマリズムは、シンプルな形状と繊細さに重点を置いた「最小限の芸術」です。より実用的なデザインを生み出すために、不必要な要素を取り除きます。デザインを考える際には、最も重要とされる要素に焦点を当て、それ以外の不要なものはすべて排除し、カラーを減らすようにすれば上手くデザインできるでしょう。

グラフィックデザイン界においては、トレンドの移り変わりはとても早いものの、「古い」デザインの中にも廃れずに定着するものがあります。「かわいい」「ミニマリズム」「カラフル」「オリジナルタイポグラフィ」もその一部ですが、誰からも愛されるデザインは他にもたくさんあります。そういったデザインが普及しているのは国内だけでなく、世界的な人気も徐々に高まっており、多くの人に愛されています。